燃える橋の上で、チェスをする男たち 2005 6 8
2003年4月14日に、「燃える橋の上で、チェスをする男たち」で、
アメリカのイラク戦争を風刺しましたが、
もしかすると、「燃える橋の上で、チェスをする男たち」は、
今、地球に住んでいる、すべての人類かもしれません。
2005年6月6日の共同通信社のニュースには、このような記事がありました。
「中国南部の湖南、貴州、広東各省などを中心に、5月末から豪雨が続き、
洪水や山崩れにより、少なくとも、204人が死亡、79人が行方不明となった。」
「一方、中国西部の雲南省など11の省では、干ばつが深刻で、
住民1108万人と家畜637万頭が、飲料水不足に見舞われているという。」
今までは、中国の一部で、砂漠化が進んでいるというニュースを聞きましたが、
今度は、洪水でしょうか。
さて、日本が先進国の仲間入りをした時は、問題なかったでしょう。
それは、日本の人口が、1億人しかいなかったからです。
しかし、人口13億人の中国と人口10億人のインドが、
先進国の仲間入りをするとなると、どうなるか。
中国やインドの人たちが、欧米人並みの贅沢な生活を望む時、どうなるか。
「橋」というものは、頑丈に作られていますので、
そう簡単に燃え落ちることはありませんが、それでも限度があります。
燃える橋の上で、チェスをする男たち 2003 4 14
燃える橋の上で、チェスをしていると、短期勝負にならざるを得ない。
何回も試合をするものではないが、チェスも気持ちよく勝つと、
やめられなくなってしまう。
あと、もう1試合ぐらいなら、大丈夫と、強気の人。
過去に燃える橋の上で、チェスをした経験があって、あわてている人。
野次馬も、たくさん、出ている。
火が消えてから、渡ると主張する人。
火が燃えている最中に行った方が勇気があると、他人の評価を気にする人。
マッチを渡したら、やはり火事になったと、冷静に観察している人。
(この地方は拝火教といって、火を信仰する宗教があったので、
マッチを渡せば、どうなるかは、初めから、わかりきっている。)
対岸の火事だと考えて、自分の家のリフォームに専念する人。